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男性の冷え性(2)自律神経編


男性の冷え性も案外多く存在していることをお伝えしまし
たが、その一番の原因は自律神経の障害だと考えられてい
ます。

体温は血液循環によって保たれています。寒いと皮膚に近
い末梢血管が縮んで体温の放出を防ぎます。
それとともに血液量や血圧は一定なので、身体の深部を流
れる太い血管が拡張して体温を維持します。暑い時にはこ
の逆の作用が起きるのです。

このような血管の調節をつかさどっているのが自律神経で
自律神経は脳の視床下部でコントロールされています。
視床下部はホルモンの調節も行っているので、そのバラン
スが崩れることでも冷え性が起こります。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、お互いに拮抗
してはたらくことで体内のさまざまな調節をしています。
活動時の日中に活発に機能するのが交感神経で、眠ってい
る夜間は副交感神経が優位になっています。

仕事のことが頭から離れなかったり、気持ちが高揚してい
ると寝つきが悪いのは、交感神経が優位になったままでい
るためです。
戦う神経である交感神経と、休息の神経である副交感神経
がバランス良く保たれていれば体調が良い状態だと言えま
す。

男性の冷え性の原因である、自律神経の障害を作り出して
いるのは、どうやら強いストレスや不規則な生活のようで
す。

早朝出勤から残業まで、仕事尽くめの人の場合、戦う神経
を全開にし続け、休息の神経の時間が短くなってストレス
が溜まってしまいます。そのため戦う神経が支配して冷え
性が起きるのです。

特に50歳以降に体力が衰えてくると、ストレスにも弱く
なって自律神経失調症を招きやすくなります。
また、人間の体内時計が深夜勤務によって乱れることでも
自律神経に悪影響を与え、それが自律神経失調症につなが
ることもあります。

自律神経のバランスが崩れて起きる冷え性の予防には、
規則正しい生活が大切です。

戦う神経である交感神経が優位になっていると、消化液が
出にくくなりますので、食事もリラックスして取ることを
心がけましょう。
低脂肪でたんぱく質、ビタミン、ミネラルを多く含む食品
は体を温める作用があります。そういった食材を使った食
事を摂ると良いでしょう。

また、適度の運動することで血行を良くすることも必要で
す。
入浴はシャワーで済ませずに、湯船につかりましょう。
温冷浴や半身浴などを行えばさらに効果的です。

たばこの煙に含まれるニコチンは、末梢循環(手足に流れ
る血管の循環)を悪化させますし、呼吸機能の障害にまで
至ると身体全体の保温や免疫能力が低下するという恐れが
あります。禁煙をしましょう。

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